自分で考える

今日は、春分の日ですね。

三連休ですが、いかがお過ごしですか?

 

私の住んでいるところは、

ポカポカ陽気で、家族連れの車で道は渋滞です。

 

今週から来週にかけては、

桜開花の便りも聞かれる時期だとか。

 

だんだん

暖かくなってますね。

 

体調に気をつけながら、

今週も楽しく過ごします。

 

 

ところで、こんな事言われたことありませんか?

 

「それくらい自分で考えろ!」 

「そのくらいわからないの!?

自分で考えなさい!」

 

といったことを言われた経験ありませんか?

 

私は、たくさんあります。

 

 

でも、自分で考えろとは言っているものの、

自分で考えて、その通りにやったら

余計に怒られるというトラップ。

 

「自分で考えろ」

 

の本当の意味は、

 

「私が正解だと思っている事を当てて、

その通りにしなさい。」

 

という事。

 

でも、その正解が何かはわからない。

 

正解は相手しか知らないんだけど、

聞いたら「それくらい自分で考えろ!」

と怒られる。

 

 

怒っている方からすれば、それは常識レベルの事。

考えればすぐにわかると思っています。

 

でも、怒られている方は、

それがわからないから間違うわけだし、

常識になっていない。

 

つまり、価値観が違うわけです。

 

だからいくら考えても正解にたどり着く

確立は低いわけですが、「自分で考えろ!」

と答えを教えてはくれない。

 

 

聞いても怒られる。

自分で考えても怒られる。

何もしなければもっと怒られる。

 

外れるのを覚悟で何か答えを出さないと

いけない。

 

それは、まるで、6個の内、5個に弾丸が

入っている拳銃でやるロシアンルーレット

ようなもの。

 

 

完全に負け試合・・・。

 

 

この時期、春休みのせいか、

親子連れと出会う事も多く。

 

スーパーや電車の中で、

 

「そのくらい、自分で考えなさい!」

 

とお母さんから怒られている子供を

見かけると、自分の昔を思い出します。

 

 

でも、きっとそのお母さんも

自分の事を叱ってくれた親や、先生、上司も、

決して意地悪をしているわけではないのだと

思います。

 

本当に、

 

「なんでこのくらいわからないんだろう?」

「ちょっと考えればわかるだろう。」

 

と思っているのだと思います。

 

 

 

なぜなら、その人にとっては、

あまりにも当たり前のことだから。

 

 

 

私たちは、ついつい、自分にとって

大事な事は相手にとっても当然のように

大事なはずと思い込みがち。

 

わかって当然だし、わかってほしいものです。

 

ですが、多くの場合、親子であっても

価値観や優先順位は違う事がほとんど。

 

 

元々、違う人間として生まれ、

生まれ育った場所や、環境、時代、

学んだことや経験したことが違えば

 

「何が大事か?」

 

というその人の価値観は違って当然。

 

むしろ、完全に同じことは少ないのでは

ないでしょうか?

 

 

 

さらに、自分の価値観を大事にしたい

という想いは相手も同じ。

 

 

だから、

 

親、先生、上司、先輩という相手を導くべき

リーダーの立場なら、自分の価値観を単に

押し付けるのではなく、

 

相手の価値観を理解したうえで、

自分にとって大事なものを伝える。

 

そして、

お互いに、お互いの幸せのために何ができるかを

一緒に考え、時には、繰り返し伝え、諭し、教え、

導く、必要がある。

 

のではないかと思いますし、そうありたいなと

思っています。

 

 

そして、そのためには、

 

自分が本当は何を大事に思っているのか?

を明確にしておくことが大事。

 

ほとんどの人は、自分の価値観は

育った環境や経験で勝手に作られたもの。

 

それは、自分にとっては当たり前すぎるから、

改めて考えたこともありません。

 

その結果、自分でもあいまいなことがほとんど。

 

 

そして、あいまいなままだから、

人にも伝えられない。

 

そして、伝えられなければ、

いくら相手が考えてくれても、

自分の価値観を大事にしてもらえる

可能性は低くなります。

 

 

だから、

家庭においても、職場においても、

ビジネスにおいても、まずは、

自分が何を大事にしたいのか?

 

大事な価値観とその優先順位を明確に

しておくことをおすすめします。

 

 

そして、その価値観をお互いに共有することで

よりよい家庭、よりよい職場、

よりよいビジネスになって行く。

 

 

どう考えますか?